好きでいて、そばにいて(アベ穹※現パロ)
寝室のカーテンを開ければ柔らかな日差しが入り込んできた。初夏の爽やかな早朝。近くでちゅんちゅんと雀が鳴いている。 いい朝だ。(いい朝か?) 穹は不満だった。 泊まりたいとねだって、恋人としてアベンチュリンのもとに泊まった昨晩。どきどきと期…
スタレ
待てができたらね(アベ穹※現パロ)
「実家の犬、待てができないんだよ」「おや、そうなのかい?」 夕方、アベンチュリンの自宅アパートには穹が遊びにきていた。しばらくテーブルで課題に取り組んでいたが、気分転換でもしたくなったのか、アベンチュリンにそう話しかけてきた。 アベンチュリ…
スタレ
いっそのこと届いてしまえ(アベ穹)
「うーん……」 穹は頭を抱えていた。彼の目の前に置かれているのはコースター、ピアス、時計。仕掛けがあるのは一体どれなのか、すべてなのか、どれでもないのか。まさか壊すわけにもいかないし、かといってそのままにするわけにもいかない。疑わしきは捨て…
スタレ
君に会いたい(アベ穹※現パロ)
寝ているときに身体が痛いと思った。 朝起きて熱いと感じた。 体温計は三十七度。 病院の先生曰く。「風邪ですね。熱が出て辛いですよね。でもしっかり休めば治ると思いますよ。お大事にどうぞ」 ようやく自宅にたどり着き、アベンチュリンは安堵の息を…
スタレ
またおいで(アベ穹※現パロ)
日差しはギラギラというにはやさしく、うららかというにはまぶしすぎる。昼に近づき、気温もずいぶんと上がってきている。もう暑い。たらりと垂れた汗を拭う。そして着ていた上着を脱いで、アベンチュリンは自宅アパートへの道を歩いていた。 暦は五月。初…
スタレ
語るも語らぬも(アベ穹)
ふと、以前読んだ小説の一節を思い出した。 好奇は傲慢、暴くは欲望。 ならば、愛は? 説明は省くが、今日は色々あった。というわけでもうくたくただ。湯船につかりたい気もするが、そんな気力もない。シャワーだけでいい。穹は手際よく髪を洗い、顔を…
スタレ
ふたりの距離は(アベ穹)
くらうちちぐらさんは、「夜の階段」で登場人物が「奪う」、「枕」という単語を使ったお話を考えて下さい。#rendai #shindanmakerhttps://shindanmaker.com/28927 ひとりでもいいと思っていたのに、この…
スタレ
思い出積み重ねて(アベ穹)
くらうちちぐらさんは、「夕方のカフェ」で登場人物が「頭を撫でる」、「ビール」という単語を使ったお話を考えて下さい。 #rendai #shindanmaker https://shindanmaker.com/28927 夕方に近づき、日…
スタレ
手はつながれたまま(アベ穹)
「ごめんなさい、今日予約がいっぱいで! 一人部屋しか通せないのですけど、大丈夫ですか?」 申し訳なさそうに宿の店主に言われ、穹もアベンチュリンもしばし考え込む。 ふたりでしっかり食べて飲んで遊んで笑って過ごした一日。疲れ切った身体は早急な休…
スタレ
こんな日が(アベ穹)
「黄金色のきらびやかな光には飽きただろ?」 穹にそう言われて連れてこられたのは仙舟「羅浮」の繁華街。様々な人々が行き交い、屋台も並ぶにぎやかな宣夜通りをふたりで歩いていた。アベンチュリンが空を行く星槎を眺めていると、穹が喉乾かないか、と声を…
スタレ
夢の外まで会いに来て(アベ穹)
バー・ナイトメアには腕のいいバーテンダーがいる。リクエスト通りの至高の一杯を出してくれる上に、話し上手で、気が回って、それでいてかっこよくて、とっても素敵! そう熱っぽく語る女性を見かけたことが一度、二度ではなくなった頃、ちょっと彼の様子…
スタレ
××させないで(アベ穹)
くらうちちぐらさんは、「夜の病院」で登場人物が「髪を撫でる」、「トランプ」という単語を使ったお話を考えて下さい。 #rendai #shindanmaker https://shindanmaker.com/28927 このまま目を開け…
スタレ