ノーカウント(アベ穹※現パロ)
ある夜、アパートの一室にて。「どうしよう……最高傑作のオムライスができた……!」 まるでお店のオムライスでは!? と言いながら、穹はスマホで何枚も写真を撮る。焦げはなく、一面鮮やかな黄色、きらきら輝いて見えるそれにすっかり上機嫌になる。二…
スタレ
お好みはストレート(アベ穹)
今日はキスの日らしいよ。 そんなことを言いながら、アベンチュリンは慣れた手つきでトークンを弾いてみせた。「というわけで、ゲームをしよう、星核くん」「嫌だ」「おっと……つれないね」 アベンチュリンはソファに腰を下ろし、隣に座る穹の肩を抱いた。…
スタレ
愛を証明しろ(アベ穹)
好きという言葉に、一体何の意味がある?(だるい……疲れた……) 情事後の気だるさ残る微睡の中、穹は目を閉じて物思いに耽っていた。久々の逢瀬となれば『恋人』である彼はなかなか手放してはくれないから、少々疲れる。それは君を愛おしく思うからだと…
スタレ
おはよう(アベ穹※現パロ)
アベンチュリンは朝が弱い。というよりは、夢見が悪くて十分な睡眠が取れないことが原因だで寝起きが悪い。起きてもうとうととしてしまい、二度寝突入前に同居人に布団から引きずり出されることもしばしばある。 一方、その同居人である穹は。「おはよう!…
スタレ
口説いてご覧(アベ穹)
アベンチュリンから贈られたパジャマは着心地がよかった。日中遊び倒したふたりは宿に入り、色違いのパジャマを着て同じベッドに寝転がっていた。しばらく談笑しているうちに眠気も訪れつつある。「いい夢が見れそうだな」 穹は隣にいるアベンチュリンに笑…
スタレ
恋人遊戯(アベ穹)
穹は目の前を行く男女ふたりに目を留めた。手を繋ぎ、笑い合うふたりは恋人同士なのだろう。とても幸せそうだった。 いいなあ。 淡い憧れは声に出ていた。「恋人、欲しいなあ……」「恋人?」 アベンチュリンの声にはっとして穹は我に返った。いけない、…
スタレ
お好みはストレート(アベ穹)
今日はキスの日らしいよ。 そんなことを言いながら、アベンチュリンは慣れた手つきでトークンを弾いてみせた。「というわけで、ゲームをしよう、星核くん」「嫌だ」「おっと……つれないね」 アベンチュリンはソファに腰を下ろし、隣に座る穹の肩を抱いた…
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引きずり出された恋情(アベ穹)
『やあマイフレンド、ご機嫌いかがかな』『久しぶりだな。まだ仕事は忙しいのか?』『少し大きな案件があってね。もう少しで手が空くとは思うけど。君の開拓の旅はどうだい?』『しばらく依頼をこなしてる。今日も依頼が一件入ってる』『その依頼人は女性?』…
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確かめて、何度でも(アベ穹)
それは誰もが抱く反応。 それは恐怖から生まれる感情。 過度なそれは著しくパフォーマンス低下させる。 さて、それの名は? ホテルの一室でアベンチュリンと穹は遅めの朝食を取っていた。朝食と呼ぶべきかは微妙なところか。なぜなら時計はそろそろ昼を…
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満たされぬ胎(アベ穹)
ともに果てて行き着く幸福なまどろみ。 けれど実を結ばぬ行為に何の意味があるのだろう。 夢境で食べたものは健康や体重に影響はないという。腹は満たされることなく、体重が増えることもなく、健康が脅かされることもない。純粋に食べることや味を楽しむ…
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きみは××××(アベ穹)
始まりはからかいのつもりのキスだった。「……今のは?」「親愛の証さ」 次は親しみを込めたそれで。「……なんで」「知らないのかい、これでも君のことを気に入っているんだよ」 その次は。その次が。その次も。次々と続いていって、今は。「これだけじ…
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思い出は増えていく(アベ穹)
アベンチュリンのスマホの通知が鳴った。メッセージを送ってきたのは穹だった。ありがとうというメッセージと、ウィンドブレーカーを着た彼の写真が送られてきた。着ている彼の顔は誇らしげで、気に入ってくれてよかった、贈ってよかったと心から安堵した。…
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